救出後の人生
南米チリ鉱山での落盤事故で閉じ込められた33人の作業員の
救出作業は、救出用の穴も貫通したようで着々と進んでいるようだ。 最初はどうなることかと思ったけど、おそらく世界中の注目が集まったのも あって予定より早く進んだのは不幸中の幸いだった。 今、作業員の人たちは一番希望に満ちている時なんじゃないかと思う。 家族との再会、太陽の日を浴びる、暑いお風呂に入る (シャワーかもしれないけど)、 ベッドで眠る、お酒やたばこを目一杯堪能できる、これらを指折り数えて 待っているにちがいない。 そしてめでたく全員が救出された後、どうしてもこれを想像してしまう。 この事故の映画化話、体験談の手記、講演会(あるかな?)のオファーで 当分めまぐるしく日々はすぎるだろう。 事故の保障金が出て、仕事もあっせんされ、 たぶん一生生活に困ることは(金銭的に)ないはずだ。 そのまま安泰な人生が続く・・・・はず。 ただ、人間はむずかしいというか厄介ないきもの。 時間とともに、奇跡的に生き延びることができた喜びはうすれ、 (もちろんずっとそれが続く人もいるだろう) 金銭的に困らないために、勤労意欲がそがれ、 事故当時の記憶がよみがえってくるかもしれない。 「一生保障されてていいよな」っていう 周囲のやっかみにさらされるかもしれない。 何億という宝くじなどを当てた人がその後あまり幸せとはいえない 人生を送る場合が多いと聞く。 体験が違うし、比較にはならないかもしれないけれど、 この作業員の人達がそんな目にあわなければいいなぁと思う。
by musasabi-sapana
| 2010-10-11 00:51
| その他もろもろ
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