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むささび通信

北海道滞在その2

今回冬の間に見たかったのが流氷。
25年以上前、知床に流氷を見に行った年、
流氷はガチガチに接岸しており、岸も雪で真っ白、
海も流氷で真っ白、いったいどこからどこが岸で海なのか
わからないほどだった。
なので一度は海で流れる流氷を見たい!
そして昔はなかった砕氷船に乗ってみたいのだ。

ただ、こればっかりは運らしい。
一晩で接岸した流氷は風の流れで翌朝には沖に
行ってしまうこともあるとか。

2月14日(土)、朝7時の列車で札幌から釧路まで4時間。
北海道は広い。
夏は一面牧草地や畑であろうところはほとんど雪景色だ。
それでも南の太平洋側を走るので雪の量はさほどない。

11時過ぎに釧路に到着。
ここからはSLに乗り換える。
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独特の重油っぽい匂いと黒いがっしりした車体は大人気で
みんなが写真を撮っている。
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社内にはだるまストーブがあって、
するめイカやししゃもを焼くのも楽しい。
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外は快晴、青空と雪と流れるSLの煙が美しい。
ただ、実際はこの煙が厄介もので町中を走らせるわけには
いかなかった事情もある。
釧路湿原には丹頂鶴も生息しているが、敏感な鳥なので
人間も煙も嫌っているという。
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1時間ちょっとで標茶駅到着。

バスに乗り換え、摩周湖へ。
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展望台から見る摩周湖は深い青の水をたたえていた。
向こうには知床半島もくっきり。
実は摩周湖というと「霧の摩周湖」のイメージが
強いけど(布施明の歌)、冬の晴天率は高いらしい。

この日は近くの川湯温泉に一泊。
夜、摩周湖の星空を見るツアーに参加したが
ちょうど満月で星があまり見えず残念。
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でも月明かりで照らされる摩周湖も深く黒々として
昼間とは違った美しさ。

翌朝再びバスで斜里へ。
ここから海沿いを走る電車ノロッコ号に乗り換える。
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流氷はどうだろう?
海を見ると遠くに白っぽく見える。
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14時、いよいよ網走の船着き場から砕氷船に乗る。
寒いけれど、ここはやはり甲板で眺めたい。
船が出航して数分後、氷の固まりがちらほら。
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しばらく行くとグレーだった海に厚い氷が現れる。
大きいものは畳何十畳もありそうだ。
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写真に写っているのはカモメだけど、氷の上にオオワシの姿も見えた。
運がよければアザラシにも遭遇できるらしい。
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氷を割りながら進むと船の両脇に破片が音をたてながら
折り重なっていくのは見ていて飽きない。
まぁ、この海に今落ちたら一巻の終わりだよなぁと
いう恐怖もあるが。

小一時間の船旅が終わったあとは札幌に帰るのみ。
網走より5時間半の長旅。
来る時は昼間だったのであっという間だったが
帰りは夜。
せっかく北海道の大陸を東から西へ横断なのに
外は真っ暗で何も見えず、残念だった。
北海道は広い。。。。。
by musasabi-sapana | 2014-02-25 21:54
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