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むささび通信

相撲

昨日は何十年ぶりかで相撲を見に行った。
はるか昔千代の富士が好きだった頃、2〜3回行って以来。
この2週間、かなり真剣にテレビで見てたので
力士の顔と名前も一致。
昔はいたハワイ勢はすっかりいなくなり
今はほんとにモンゴルなんだなぁ。

朝11時に両国駅で待ち合わせ。
力士の名前の入った色とりどりののぼりが
はためいていて気分が盛り上がるねえ。
入り口近くにある遠藤の顔ハメお姫様だっこ写真や
日馬富士、琴奨菊の等身大写真にはさまって
記念撮影したりとおもいきりミーハー丸出しなのだ。

会場に入るとすでに10時から取り組みが始まっており、
序二段、三段目くらいの若手が土俵に登っている。
相撲_e0134219_17292241.jpg

知らなかったのだが、連れてきてもらった友人によると
早い時間は人がいなければ枡席の前の方で見てもよいらしい。
近くまでいって見ると、身体のぶつかる音も聞こえるし、
幕内力士に負けないくらい力士の真剣具合も伝わってくる。

まだまだ細く、発展途上にある若い力士を
応援するお客さんもちらほら。
青田刈りというやつか、ややとうのたった(!?)お姉さんが
移動しながらかぶりついて叫んでいる。
「◯×△!!(力士の名前)行け〜!そこだよ!」
「そうだ、そうだ、それでいいんだ!」
まるでコーチか???
人もまだほとんど入っていないので目立つことこの上ない。

しかし土俵際の座布団席っていうのは狭くて
大変そうだ。
おまけにいつ巨体が落ちてくるかと思うと怖い。

合間に階下で昼間だけ提供されるミニちゃんこやソフトクリームを食べたり、
国技館入りする力士を外で待ったり。
入り口付近から誰か力士が来るたびに
どどっと人が移動する。
けっこう若い女の子も多いけど、男子は少ない。
(そりゃそうか)
豊真将、碧山、豪栄道、千代鳳、荒鷲、魁聖、勢、豪風、
テレビで覚えた力士が続々。
みんな着物が似合うし、姿勢がいい。
びんつけ油の匂いがふっと鼻をかすめる。
一番人気があったのはもちろん遠藤。
相撲_e0134219_1751228.jpg

両脇に人垣ができた中をうつむき加減で歩いてくる。
伏し目がちなとこと目に鮮やかすぎるドピンクの着物のギャップ。
なんだろうなぁ、ものすごいムンムンの色気なのだ。
これで大銀杏を結えるようになったらどうなってしまうのだ!

15時、そろそろ幕内の取り組みだ。
席は2階の椅子席なので土俵はやや遠いが、
満員御礼の場内の雰囲気がやはり盛り上がるなぁ。
テレビでは読み上げられない懸賞金の広告の
呼び出しも楽しい。
砂かぶり席のお客さんの様子を見るのも面白い。

最後の取り組みに近づくにつれ、会場の熱気は
どんどん増していく。
稀勢の里が鶴竜に勝ち、白鵬と日馬富士戦で最高潮。
おそらくほとんどの人が期待したであろう
優勝決定戦には残念ながらならず。。。。
集中力を途切れさすことなく優勝した白鵬はやはりすごい。

せっかくの楽しい相撲に水をさしたのは
安倍ちゃんと舛添が来ていたこと。
通路には黒服のSPがずらっと並び異様な感じ。
そして二人のもとに挨拶(ごますり)に来るおっさんたち。
子供に愛想を振りまく安倍ちゃん。
表彰式の最初に全員起立と君が代斉唱。
安倍ちゃんの表彰状を読む滑舌の悪さ。
会場を去る時の会場中の安倍ちゃんに向けての拍手、
嬉々として手をふる若い女の子。
すべてが悪夢だった。
これがマジョリティなんだと思った。
ま、わかっちゃいたけどね。

帰りは友人達とちゃんこ屋へ。
ボリュームたっぷり、おいしいちゃんこで大満足。
by musasabi-sapana | 2014-05-26 18:18
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