映画「からみ合い」
岸恵子主演の1962年の映画。
癌で余命わずかの実業家(山村聰)の遺産目当てにむらがる人々の話。 仲代達矢、川津祐介、芳村真理、渡辺美佐子、千秋実などの他、 平幹二郎、佐藤慶、田中邦衛 、そしてなんと役者時代の蜷川幸雄までちょい役で 出ている。 蜷川幸雄、演出家に転向して大正解だ。 改装前の帝国ホテルのラウンジ、銀座の風景、ファッション、 など楽しみどころ満載、武満徹の音楽もかっこいい。 いつもの山村聰のエロおやじぶりとネグリジェなんかが出てくるのも いいんだよねえ。 (今ってネグリジェって着る人いるの?) こういう社長然としたどっしり感のある役者も最近みない。 そして極めつけの台詞。 「あなたは私の身体が目当てだったのね」 うう、こういう台詞って昔よくドラマとかで聞いた気がするけど 今や消滅してるよなあ。
by musasabi-sapana
| 2008-10-09 18:56
| 映画・本・美術
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