若者の夢
正月に集まった親戚の中に20歳の青年とその友達がいた。
今年大学4年生、就活真っ最中なのだ。 ほとんどの学生が3年の夏休みから動き始めるなか、大きく出遅れているらしい。 自分の大学の頃なんて、学校が特殊なせいもあって4年生の終わりでも 就職が決まってないなんてざらだった。(自慢にもならんが) その青年と友達は別の30代半ばのいとこ(メーカー勤務)に酔った勢いもあって 仕事に対する姿勢、生き方指南などかなりの説教をえんえんとされ、 殊勝な面持ちでそれを聞いている。 そんなにまじめにきかんでもいいよ〜と、おばさんはつっこみを入れたくなるほどに。 でも、ほんとに彼らはほんとはどうかしらんが、まじめで好青年で、 生き方に関しても「今つきあっている彼女を幸せにしたい」とか 「働くなら一生勤められる会社に」なんてつつましやかなことをいうのだ。 ええ〜っ、20歳のころなんてもっとちゃらんぽらんでいい加減で 先のことはどうなるかわからないから不安ではあるけど ま〜、どうにかなるわな・・・と思っていなかったけ? たぶん、もっともっとアグレッシブで将来の目標が明確な若者は別として、 今の世の中、普通の子達は予測できない未来に淡い期待どころか 不安だけをかかえてしまう。 それが彼らの夢がささやかな実の丈サイズのものになってしまうのだろう。 (いい悪いは別として) なんだかかわいそうだなあ・・・。 実は陰で説教したいとこを「なにおやじくさいこと言ってんだよ」と 笑いとばすくらいしたたかで元気な若者達だったらいいなと思う。
by musasabi-sapana
| 2009-01-05 15:55
| その他もろもろ
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