映画/銀座化粧(成瀬巳喜男)
その名のとおり銀座界隈がふんだんにでてくる。
それも戦後からそうたっていない風景が。 銀座4丁目、築地付近、裏通りのバーや長屋など。 ストーリーは捨てられた男との間にできた小学生くらいの 男の子をバーで働きながら女手一人で育てる女性の話。 ストーリー自体はよくある話だけど、やっぱり主演の田中絹代がいい。 とりたてて美人というわけでないけれど、 「お母さん」とふと見せる「女」の部分をうまく演じている。 そしてこの時代はそうだったのかわからないけど 当時の映画には長屋の2階なんかに下宿住まいをしている様子がよくでてくる。 「銀座化粧」でも下に住むおじさんおばさんが親切で 夜まで帰らない田中絹代の子供の面倒もよく見てくれるし、 いなくなったといえば一生懸命さがしてくれる。 もちろん親切というのはおせっかいと紙一重ではあるけれど、 こんなだったら子供も今みたいに一人で外で遊ばせないなんてこともなく、 のびのび育つんだろうなあ。
by musasabi-sapana
| 2009-07-23 21:04
| 映画・本・美術
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