むささび通信

映画/流れる(成瀬巳喜男)

有名だけど観ていなかった作品。
昭和30年代前半の花街、柳橋。
衰退しつつある芸者置屋「つたの家」。
ここを舞台に女将のつた奴(山田五十鈴)、妹の中北千枝子、娘の高峰秀子他、
芸妓杉村春子、岡田茉莉子、住み込みのお手伝い田中絹代らの日常生活を描く。

山田五十鈴の凛とした姿がかっこいいったらない。
普段のやや着崩した着物姿から昔の男に金策を頼みに行く時のぴっとした姿勢、
三味線をひくときの色気、はぁ、ほれぼれするねぇ。
女っぽさ、男気、どちらも持っている。
そして品。

あとは「つたの家」の外観や通り(オープンセットらしい)、
この時代のはみんなそうだけど、家の中の造作がいい。
ちゃぶだい、のれん、灯り、障子、鏡台、畳、大きな窓、欄干、横に開く玄関扉、黒電話。
モノクロだからシルエットが強調されて形の美しさが際立つ。
そしてなくてはならないのが長火鉢。
今、これがほしい・・・。
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by musasabi-sapana | 2010-01-22 22:54 | 映画・本・美術
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